May 30, 2017

Rasタンパク質内にあるファルネシル基のモデル化合物を用いて、レクチンであるガレクチン-1 (hGal-1)とRasタンパク質との相互作用について検討しました。PAGE、自家蛍光寿命測定などから、hGal-1はファルネシル基と結合することにより、速やかに自己会合(クラスター化)を生じることを示しました。RasはhGal-1との相互作用によってRasクラスターを形成し、細胞増殖などの細胞内の情報伝達を行うことが知られています。本研究から、Rasがファルネシル基を用いてhGal-1と相互作用を行い、相互作用に伴うhGal-1のクラスター...

May 20, 2017

ナノ秒パルス電場(nsPEF)を細胞に印加することによって、細胞膜を傷つけることなく、細胞内の状態を変化させることができ、メカノバイオロジーの一つとして疾病の治癒などへの応用が提案されています。私達は、補酵素NADHの自家蛍光寿命イメージング(AFLIM)から細胞内の様々な環境変化について検討しており、本研究においても、nsPEFの印加による細胞内環境変化について、NADHのAFLIMから検討しました。AFLIMの長所は、ラベルフリーかつ高感度に細胞内環境変化を検出できることにあります(参考文献1)。nsPEFの印加によってアポトー...

May 13, 2017

筋萎縮性側索硬化症(ALS)の発症要因となるタンパク質の一つとして、抗酸化タンパク質であるSOD1の変異体が指摘されています。私達のグループでは、ALS関連SOD1変異体は、CuとZnが欠損したapo体になることで、変性体に構造変化をすること、得られた変性体がCuと再結合することで、強い酸化作用が生じることに着目し、SOD1の変性に伴う酸化促進性獲得とALSの発症との関係について検討しています。本研究では、ALS関連変異SOD1の変性体の酸化触媒となる金属配位構造を検討し、抗酸化タンパク質であるSOD1が変性によって酸化活性を得る機...

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